222ESGの故障事例を紹介します。

1.片CH出力が出ない事例

修理の前に通電検査です。外部入力をスルーで出していますが、どうも片CH死んでいるようです。ただ、デッキのメータはLR共に生きていますので、DolbyICは正常に動いていそうです。となると、再生とモニターの切り替えをしているIC(M4066)の故障が疑われます。

とりあえず、IC不良と決めつけて交換してみました。   が、 症状変わらずです。(ちょとショック)

仕方がないのでオシロでICの出力をたどって見たところ、原因がやっとわかりました。半田クラックです。

RCAコネクタの左端のピンに半田クラックが入って接触不良を起こしていました。初めてみる症状です。半田クラックはFL管によく見られる症状です。特定のセグメントが点灯しなかったり、点灯しっぱなしの場合は、たいてい半田クラックです。全ピンの半田を当たりなおすことで解決できます。