デッキの性能

2016年04月24日 21:52

ソニーのデッキでどれがお勧めかという質問をよく受けます。ソニーマニアの間では、777ESⅡで頂点を極めたと言われているように、ESXシリーズ以降のデッキであれば、機能的な進歩は若干あるものの、基本的な性能はほとんど遜色無いと言ってよいと思います。ESXシリーズからKAシリーズのデッキは、1987年から1995年の間に製造された20年以上前のデッキです。デッキ性能はどのシリーズかというより、どれだけ良い状態で保存されていたかに依存します。KA7ESであっても、保存状態が悪ければ性能は222ESGよりも、はるかに劣る場合があります。逆に、保存状態がよければ、333ESGでもKA7ESと比べても全く遜色ないデッキもあります。よって、購入される際はデッキの保存状態等を質問で確認されることをお勧めします。また、ESJ、KAシリーズのデッキは中古価格が上昇していますので、コストパフォーマスという点では、ESG、ESLシリーズがお勧めです。ESXシリーズ以前のデッキは、ヘッドの摩耗リスクが非常に高いので、必ず摩耗状態を確認してください。また、333シリーズと555シリーズの違いは、銅メッキシャーシ、セラミックのインシュレーター程度です。デッキは全く同じ(選別はあるかもしれません)で、回路も使われているコンデサが違う程度です。定価の価格差ほどの有り難みは無いと思います。