ピンチローラー製作

2017年01月29日 17:50

ソニーのデッキはテープの巻き込みによるトラブルが多いことで有名です。原因は2つあります。一つ目の原因は、送り側のピンチローラーを固定している軸が経年により抜けてきて、テープパスがずれることです。2つ目の原因は、送り側のピンチローラーのゴムの劣化です。劣化が進むと、ゴムが硬化したり、真円度が失われたりしてきます。表面だけが硬化している場合は、ヤスリで削ることで対応していますが、全体が硬化してしまったり、真円度が失われると交換するしかありません。これまでは、部品取り用のデッキから移植していましたが、在庫が減ってきており今後の修理に支障が出てきそうな状態になっていました。そこで、ゴム試作をやっている中小企業をいろいろと尋ねてまわった結果、試作を引き受けて頂けるメーカーが見つかりました。写真は、ピンチローラーの試作品です。
さっそく、デッキに装着し、動作確認をしみましたが、今のところ問題なく動いているようです。