中古のオーディオ機器

2013年07月28日 22:32

かつては、10万以下で非常に性能の高い単品コンポが各メーカーから発売されていました。しかし、携帯オーディオが主流となった今日では、極端に安い機種、超高級機種の2極化が進み、普通のオーディオファンが気軽に購入可能な製品が少なくなってきています。オークションで中古のオーディオ製品が多く取引されているのは、そういった背景があるからでしょう。ヤフオクでも、「動作品」と称して往年の名機が多く出品されていますが、落札には注意が必要です。電気製品はオーディオ機器にかぎらず、10年を超えるよう使用を想定して設計・製造されていません。10年を超えてなお動いている機器は、たまたま動いているだけであって、いつ壊れてもおかしくない状況です。また、動いていたとしても調整がずれてしまい、本来の性能が全く出ていないケースが多々あります。実際に、複数の動作するデッキを落札して確認してみましたが、すべてのデッキにおいてアジマス、再生・記録レベル等がずれており、酷い音でした。これは、デッキに限らず、CD、アンプ、チューナーなどにおいても同様です。そこで、お勧めなのが、メーカーをリタイヤしたとおもわれる方が出品されている整備済みの機器です。修理業者と違い、価格もリーズナブルで、しっかりと整備されているので安心して使用可能です。私も、アンプとチューナーは、整備されたものをオークションで購入して使用しています。2年ほど使っていますが、トラブルもなくとても快調です。ただの「動作品」と比べると、若干高めではありますが、その違いは歴然としたものがあります。是非、お勧めします。